プレゼンテーション作成において、こんな悩みを抱えたことはありませんか?
スライドを作っていると、
「この画像、一時的に隠したいけど、オブジェクト表示の一覧から探すのが面倒…」
「複数の画像を切り替えながらレイアウトを比較したい」
そんなシーン、よくありませんか?
PowerPoint標準では、画像の表示/非表示を簡単に切り替える機能がないため、
わざわざ「選択ウィンドウ」を開いて目のマークをクリックするなど、操作が煩雑になりがちです。
そこで登場するのが、今回紹介する 「Image Visibility Controller」 です。
ツールの主な特徴
一度画像を選択すれば、同じ画像をワンクリックで表示・非表示できる便利ツールです。
フォームを開くと、次の3つのボタンが表示されます。
- 画像を取得する
現在のスライドで選択中の画像を登録します。
選択中の画像名と、現在の表示状態(表示中/非表示)をラベルに表示します。 - 表示
登録された画像を再表示します。 - 非表示
登録された画像を非表示にします。

使用方法
ステップ 1:アドインのインストール
ダウンロードした .ppam
ファイルを任意の位置に配置して、 右クリック → プロパティ を開きます。
- 「全般」タブの下部に
セキュリティ: このファイルは他のコンピューターから取得したものです。コンピューターを保護するためにブロックされる可能性があります。
と表示されている場合は、「許可する」 にチェックを入れて [OK] を押します。

- PowerPoint を起動します。
- PowerPoint のメニューで [ファイル] → [オプション] → [アドイン] を開きます。
- 画面下部の 「管理」 を 「PowerPoint アドイン」 にして [設定(G)…] をクリックします。
- 開いた「アドイン」ダイアログで [新規追加(A)…] を押し、先ほどの
.ppam
ファイルを選択して追加します。- 追加後、一覧に表示されていることを確認し、必要ならチェックを入れて有効にします。
- アドインが正しく追加されると、該当の機能(例:「選択したスライドを出力」)が「アドイン」タブに表示されます。表示されない場合は PowerPoint を再起動してください。
ステップ 2:画像の選択
- 表示/非表示を切り替えたい画像を1つだけ選択します。
- フォームの「画像を取得する」ボタンをクリック。
→ 画像名が表示されます。
ステップ 3:表示の切替え
- 「表示」または「非表示」ボタンをクリックして、スライド上の画像の表示状態を即時に切替え。
※画像が見つからない場合や、別のスライドに移動した場合は、
自動的にリセットされてエラーメッセージが表示されるため、誤操作の心配もありません。
こんなシーンで活用できます
🪄 活用シーン
- デザイン検討中の画像を一時的に隠して比較したい
- 表やグラフに重ねた画像のレイアウトを切り替えたい
- 複数の構成案を同じスライド上で試したい
特に、資料作成やプレゼンデザインを行う方におすすめです。
無料ダウンロードについて
このツールは、PowerPointでの作業効率化を支援したいという想いから、完全無料で提供しています。
ダウンロード要件
- Microsoft PowerPoint 2016以降
- Windows環境(Macでの動作は未検証)
サポートについて
- 基本的な使用方法についてのお問い合わせは対応いたします
- 機能追加やカスタマイズのご要望もお気軽にどうぞ
ツールのダウンロード
ダウンロード※このツールの使用により生じたいかなる問題についても責任を負いかねます。必要に応じてバックアップを作成の上、ご利用ください。
まとめ
シンプルながら、スライド作業のストレスをぐっと減らす実用ツールです。この「Image Visibility Controller」を使えば、特にデザイナーやプレゼン資料制作者には手放せない機能になるはずです。
日々のプレゼンテーション作業に少しでもお役に立てれば幸いです。ぜひお試しいただき、ご感想やご要望をお聞かせください。